退職、あるいは未加入の期間などがあれば厚生年金は無駄になったり、無意味ではないかというように感じる人もいるかもしれません。

そのほとんどは取り越し苦労なわけですが、年金というのは老後の生活を支える重要なものです。

謝った情報を元に無駄になる、無意味と早合点しないようにしていきましょう。

 

結婚でそれまでの厚生年金は無駄になる?

 

まずしばしば質問を受けるのが

 

  • 結婚前は会社員で厚生年金、あるいは自分で国民年金をかけていた
  • 結婚をして配偶者の厚生年金の扶養に入る

 

というようなケースで結婚してしまうとそれまでかけていた厚生年金や国民年金は無駄になるのではないかというものです。

結論からいいますとすべての期間の年金は将来の年金額に反映されるので無駄になるということは起きません。

 

  • 結婚前の厚生年金期間は厚生年金の加入期間として反映される
  • 同様に国民年金も国民年金の第1号被保険者の期間として反映される
  • 結婚後の扶養の期間は国民年金第3号被保険者の期間として反映される

 

これらは合算されて年金額に反映されるということになりますので、まったく心配する必要はありません。

 

国民年金の未納期間が多い!今から納付していっても無意味?無駄?

 

国民年金の未納期間が多いという人も今後国民年金を払っていっても無駄になるのではないかというように考えることも多いようです。

しかし無駄かどうかの以前に国民年金は任意ではありませんので、加入義務のある人は納付していく他はないということはまず意識しておいてください。

未納のまま放置していれば強制徴収の対象となることもあります。

 

国民年金の催告状が届いた!無視するとどうなるのか?

 

また年金についてですが受給資格期間というのは昔は25年でしたが、今は10年とかなり短縮化され、年金の払い損ということは少なくなります。

この10年というのは

 

  • 国民年金の納付済期間
  • 免除期間や猶予期間
  • 厚生年金の加入期間

 

をすべてカウントします。

要するに年金の未納期間以外すべてがカウントされますので、60歳になるまで国民年金をかけていくと10年に達する人は多いのではないでしょうか?

また仮に60歳までに10年に満たないときでも国民年金の任意加入制度も活用していくと最大で5年の加入期間をプラスすることもできます。

 

国民年金の任意加入の条件!任意加入の損得も徹底解説

 

国民年金と厚生年金はどっちかしか受給できない?片方は無駄になる?

 

国民年金と厚生年金の加入期間の両方を持つという人はかなり多いのではないでしょうか?

ここでもよく誤解されることもあるのですが、

 

  • 厚生年金と国民年金の二重加入の期間もありえる?
  • 年金受給では国民年金と厚生年金の片方しか選択できない?

 

というように思われることもあるようですが、両方とも謝りです。

2つの年金が二重になるということはありませんし、一時的に二重になっても片方の保険料は還付されます。

また年金支給では国民年金と厚生年金とは合算されてその合計額が支給されます。

つまり国民年金と厚生年金とは両方加入する期間があっても不思議でもなく、損をするようにはなっていないという意味になります。

 

厚生年金と国民年金の期間とが両方あれば無駄になる?

 

国民年金と厚生年金とが両方あるというときに別の質問も多いのですが、

 

  • 2つの年金の期間があれば年金支給額はどうなるのか?
  • 2つの年金の期間が受給資格期間10年に満たないときは無駄になる?

 

すでに上のほうで説明しましたが2つの年金の加入期間などで10年という受給資格期間を満たせば年金は支給されます。

またその年金額は厚生年金と国民年金とが合算されるのでやはり無駄にはなりません。

また最悪どうしても10年に満たないときには国民年金の任意加入制度もありますし、再雇用で70歳未満まで厚生年金に加入するというような方法もあります。

 

年金と受給資格期間!未納、免除、猶予期間の扱いも解説

 

未成年時の厚生年金加入は無駄?無意味?

 

国民年金というのは20歳になると加入となりますが、厚生年金は未成年でも加入条件を満たせば加入となります。

このときに国民年金は20歳からなので、未成年時に加入した厚生年金は年金額に反映されないのではないかというように考える人もいるようです。

しかし未成年時の厚生年金期間も支給額に確実に反映されるので、まったく問題ありませんし、無駄や損になることもありません。

 

60歳以降に支払う厚生年金保険料は無駄?無意味?

 

現在特別支給の対象の生年月日でなければ65歳から年金支給はスタートされます。

ただ厚生年金というのは70歳未満の人も加入条件を満たすこともあります。

 

  • 年金支給の年齢がスタートになる
  • それでもまだ厚生年金に加入している
  • 支給開始年齢以降の厚生年金保険料は年金額に反映されないのではないか?

 

というように不安になる人もいるようですが、これも結論からいいますと何の問題もありませんので、そのまま厚生年金に加入していくと良いということになります。

 

  • いずれ厚生年金の資格喪失の時期がくる
  • その1ヶ月後に退職時改定が行われてすべての加入期間が年金額に反映される

 

ということで厚生年金の加入期間は年金額にしっかりと反映されるということになります。

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