厚生年金は老後の生活費の大部分を補填することを目的とした年金です。

国民年金とは大きくこの点が違うのですが、厚生年金はいつまでもらえるのか、何歳までもらえるのか?というのはよくある質問の1つです。

今回は厚生年金がいつまでもらえるのかについてまとめて解説したいと思います。

 

厚生年金の3つの種類といつまでもらえるのか?

 

厚生年金といっても受給という意味では3つの種類の年金に分けることができます。

 

  • 老齢厚生年金
  • 障害厚生年金
  • 遺族厚生年金

 

このそれぞれでいつまでもらえるのかということは違ってきます。

 

老齢厚生年金はいつまでもらえるのか?何歳までもらえるのか?

 

一定年齢になることで受給がスタートするのがこの老齢厚生年金です。

一般的に年金というとこの老齢厚生年金になりますが、受給開始年齢というのは生年月日によって複雑に区分されていて違いますが、いつまでもらえるのかというのはかなりシンプルです。

まず受給開始年齢ですが、

 

  • 原則65歳に支給開始となる
  • 特別支給の厚生年金を受けるときには60~64歳が支給開始年齢となる人もいる

 

というようになります。

 

特別支給の厚生年金とは?支給年齢、手続き、減額を解説

 

この特別支給の厚生年金の支給開始年齢はこのページに解説しています。

逆に老齢厚生年金というのは終身年金なので、本人が死亡するまで受給することができます。

 

障害厚生年金はいつまでもらえる?

 

障害厚生年金については失権、支給停止となるケースもありますので、その条件を列挙していきます。

 

障害厚生年金の失権事由(厚生年金法第53条)

  • 死亡したとき
  • 障害等級3級に該当する障害の状態になくなった、65歳に達したときのどちらかから3年を経過したとき

 

障害厚生年金の支給停止事由(厚生年金法第54条)

  • 同一の傷病による障害について労働基準法の障害補償を受ける権利を取得したときには6年間支給停止を受ける
  • 障害等級3級に該当する程度の障害の状態にない期間

 

障害厚生年金については障害の程度の状況によって失権や支給停止となるということになります。

 

遺族厚生年金はいつまでもらえる?失権事由

 

遺族厚生年金というのは遺族に種類があり、その種類によって失権事由などが異なります。

 

すべての受給権者の失権事由

  • 死亡したとき
  • 婚姻をしたとき(事実婚も含む)
  • 直系血族または直系姻族以外の養子となったとき
  • 離縁によって死亡した被保険者等との親族関係が終了したとき

 

子、孫の失権事由

  • 18年の年度末が終了、あるいは障害等級1~2級に該当しなくなったときのどちらか遅いほうの事由に該当したとき
  • 20歳に達したとき

 

父母、孫、祖父母の失権事由

  • 被保険者の死亡時胎児であった子が出生したとき

 

30歳未満の妻の失権事由

  • 子のない妻については遺族厚生年金の受給権を取得して5年が経過したとき
  • 30歳に到達する日前に国民年金の遺族基礎年金の受給権が消滅した妻についてはその受給権が消滅した日

 

失権というのはその後に遺族厚生年金の受給権は二度と復活しないという意味になります。

 

遺族厚生年金はいつまでもらえる?支給停止事由とは?

 

次に遺族厚生年金の支給停止事由について紹介します。

 

すべての者の支給停止事由

  • 労働基準法の遺族補償の支給があるときには、死亡日から6年間支給停止される(厚生年金法第64条)

 

子の支給停止事由(厚生年金法第66条)

  • 配偶者が遺族厚生年金の受給権を有する期間は支給停止される
  • ただし夫が60歳未満で若年停止になる、子のみが遺族基礎年金の受給権を有する、所在不明というときには子の支給対象とはならない

 

配偶者の支給停止事由

  • 同一の死亡について配偶者が遺族基礎年金の受給権を有しないときに、子が遺族基礎年金の受給権を有するときには支給が停止される(厚生年金法第66条)

 

夫、父母、祖父母の支給停止事由

  • 受給権者が60歳に達するまでの期間はその支給が停止される(若年停止)(厚生年金法第65条の2)

 

65歳以上の受給権者の支給停止事由

  • 65歳以上の受給権者が老齢厚生年金の受給権を有するようになれば、老齢厚生年金の額(加給年金を除く)に相当する部分の支給が停止される(厚生年金法第64条の2)
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