民間の個人年金では一括受取といった制度のある年金もあります。

そのため国の国民年金、厚生年金でも一括受給を考えたいという人も出てくるのですが、どのような制度になっているでしょうか?

 

国民年金、厚生年金は一括受給できる?

 

結論からいいますと国の年金では一括受給という概念自体がありません。

 

  • 国民年金
  • 厚生年金

 

ともに一括受取はできないということになっています。

受取方法を変更することでいえば

 

繰上げ支給

  • 支給開始年齢を早める
  • その代わりに年金額に一定の減額率が適用される

 

繰下げ支給

  • 支給開始年齢を遅らせる
  • その代わりに年金額に一定の増額率が適用される

 

国民年金の繰上げ、繰下げのメリット、デメリットを解説

 

というようなものがあります。

 

特別支給の厚生年金も一括受給できない?

 

現在年金というのは65歳が支給開始年齢となります。

しかし生年月日によっては60~65歳といったそれよりも早く特別支給の厚生年金が支給されるという人もいます。

この特別支給の年金についても一括受給できるのではないかと考える人もしばしばいるのですが、やはり通常の公的年金と同様に一括受給という概念自体がないということになります。

 

特別支給の厚生年金とは?支給年齢、手続き、減額を解説

 

個人年金の一括受取は不利?有利?

 

冒頭でもいいましたが年金の一括受取といえばよくあるのは個人年金となります。

 

一括受取で受給する

  • 受取額は小さくなる
  • 一括受給をした後は運用が行われないことで少なくなる

 

個人年金を年金として受け取る

  • 受給がスタートすると積立は少しずつ減っていく
  • しかし運用期間が一括受給のときよりも多いので受給額も結果として多くなる

 

ということで個人年金にしても一括受取をすることで10%程度年金として受け取るよりも支給額が少なくなることが多いといわれています。

 

確定拠出年金は一括受取ができる?

 

個人年金よりもやや公的年金寄りで、公的年金の上乗せ年金としての役割を担う

 

  • 確定拠出年金(企業型年金、個人型年金)
  • 確定給付年金

 

では規約次第となりますが、一括受給ができるようになっているところもあります。

 

公的年金の一括受給も厳密にはありえる?

 

ただここまで見ていて知人に実際に公的年金を一括受取したという人もいるかもしれません。

このようなときによくあるのは

 

  • 受給権がすでに発生していた
  • 後から遡及請求し、消滅時効にかかる5年分を一括受給した

 

というようなパターンが多いと思います。

つまり損得ということでなく、手続き漏れを後から修正したというような形となります。

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