国民年金基金は資格要件があり、この資格要件に該当しなくなれば資格喪失となります。

形としては自動脱退になるのですが、一応資格喪失の手続きを事務局に対してしっかりと忘れないように行っていきましょう。

 

国民年金基金の資格喪失要件とは?

 

国民年金基金というのは解約という概念はありませんが、今から紹介する要件に該当すると資格喪失の扱いとなります。

 

  • 60歳以上になり国民年金の第1号被保険者でなくなったとき
  • 国民年金の任意加入者は65歳に達したとき、任意加入被保険者でなくなったとき
  • 就職して厚生年金に加入したとき
  • 厚生年金加入者の配偶者の扶養に入ったとき(国民年金第3号被保険者になったとき)
  • 国民年金の全額または一部の免除を受けるとき
  • 職能型基金の場合には、その事業や業務に従事しなくなったとき
  • 地域型基金の場合にはその基金の地区内に住所を有しなくなったとき
  • 農業者年金の被保険者となったとき

 

これらに該当すると解約ではありませんが、資格喪失となります。

 

国民年金基金の資格喪失での注意点

 

通常民間の保険などとなれば解約時に解約返戻金などが支給されますが、国民年金基金では解約はないので違うことも出てきます。

 

  • 契約返戻金の支給はない
  • またこれまで支払ってきた掛金の返金というシステムもない

 

というところは特に注意して欲しいと思います。

ただし途中で資格喪失となればまったく今までの掛金が無駄になるということでなく、65歳の年金支給時になれば今まで国民年金基金に加入してきた掛金に応じた年金額が支給されるというようになります。

 

国民年金基金の資格喪失手続き!添付書類も必要?

 

実際の国民年金基金の資格喪失手続きですが、

 

  • 国民年金基金資格喪失届
  • 添付書類として資格喪失を証明できる書類

 

が必要となります。

まず資格喪失届ですが、基金によって書類が違うので必ず加入する基金から取り寄せするようにしてください。

また資格喪失を証明する書類の添付も求められるのですが、これもややどのような事由で資格喪失になるのかで添付する書類が違ってきます。

 

国民年金第2号被保険者になったとき

  • 就職して厚生年金へ加入したとき
  • 健康保険被保険者証の写し
  • 健康保険・厚生年金保険取得確認および標準報酬決定通知書の写し

 

国民年金第3号被保険者になったとき

  • 結婚して厚生年金加入者の配偶者となったとき
  • 健康保険被保険者証の写し
  • 第3号被保険者資格該当通知書の写し

 

地域型で他府県に引越ししたとき

  • 住民票のコピーなど

 

職能型で転職や退職をしたとき

  • 名簿登録取消通知の写し
  • 雇用保険の離職票、退職証明書のコピー

 

国民年金の免除を受けるとき

  • 国民年金保険料免除申請承認通知書、国民年金裁定通知書の写し

 

国民年金基金の資格喪失日

 

ではそれぞれのケースで国民年金基金の資格喪失日はいつになるのかということですが、

 

  • 厚生年金加入のケースでは厚生年金加入日が資格喪失日
  • 国民年金第3号被保険者となるときは3号資格取得日
  • 地域型で引越ししたときには引越しの翌日
  • 職能型で退職したときにはその翌日
  • 国民年金の免除を受けたときには免除を受ける月の初日

 

国民年金基金の資格喪失後と再加入

 

資格喪失後に将来的にまた国民年金基金の資格要件を満たすようになることもあります。

たとえば

 

  • 厚生年金に加入をしたものの、退職して国民年金になった
  • 離婚をして国民年金の第1号被保険者になった
  • 国民年金の免除を受けないようになった
  • 職能型であればまたその職業で仕事をするようになった

 

などというような場合ですが、このようなときには国民年金基金に再加入することができます。

 

  • 3ヶ月以内の再加入は継続加入の扱いとなり、型や口数はこれまで通りとなる
  • それ以後の再加入は継続加入とならず、その再加入時の年齢で掛金が決まる

 

再加入のタイミングで2つに分かれるのですが、加入時の年齢が若く安くなる1つめのケースに該当するほうが有利といえます。

ただし2つめのケースに該当しても再加入前と後の掛金、加入期間は合算されるので年金額が減るということはありません。

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