専業主婦に関しては厚生年金に加入するということは基本的にありませんので、自分の年金額としてはそう大した金額となりません。

そのため夫とは別に上乗せ年金を検討するという人もいますが、今回はその中の1つの国民年金基金について解説したいと思います。

 

専業主婦でも国民年金基金に加入できるのか?

 

専業主婦は国民年金基金に加入できないという話を聞く人も多いかと思いますが、加入できるケースもあります。

 

  • 夫が厚生年金加入者で、自身はその扶養に入っているときには国民年金基金には加入できない
  • 夫は自営業、フリーランスで国民年金加入者であれば、扶養に入ることもないので国民年金基金に加入できる

 

専業主婦ということであれば、夫が会社で厚生年金に加入しているのかどうかがまず重要となり、次にその扶養に入っているのかどうかが2つめのポイントとなります。

国民年金基金というのは国民年金の第1号被保険者しか加入できないわけですが、扶養に入っていれば国民年金の第3号被保険者となるので基金には加入できないということになります。

専業主婦でも毎月のように国民年金を自分で納付していれば国民年金基金にも加入できるというようにいえます。

 

専業主婦は付加年金にも加入できない?

 

上乗せ年金としては他に付加年金という制度もあります。

これも国民年金第1号被保険者のみ加入できるので、配偶者の年金の扶養に入っていれば加入することはできません。

 

付加年金のメリットとデメリット!どんな人が加入するべき?

 

専業主婦と国民年金の任意加入

 

専業主婦で扶養に入れば基本的に国民年金の加入者となるので、40年満期加入をしていっても年金額は最大で年額78万までにしかなりません。

配偶者の年金もあるので十分という人もいるかもしれませんが、自分の年金に未納期間などがあれば60歳以上になれば国民年金の任意加入をするという方法もあります。

 

  • 昭和40年4月1日以前の生まれであれば65歳以上70歳未満まで任意加入できる
  • それ以外の人であれば60歳から5年間最大で任意加入できる

 

この任意加入をして最大の480ヶ月の国民年金の加入となってもやはり年額78万前後の年金額までにしかなりません。

 

専業主婦と上乗せ年金!加入できるものとは?

 

では逆に専業主婦として加入できる上乗せ年金にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

  • 確定拠出年金
  • 個人年金

 

このような上乗せ年金が考えられます。

個人年金というのは民間の保険会社の運営するものなので、公的年金とは違って破綻の可能性もより高くなります。

またスライド制もないので、急激なインフレが起きれば年金の価値もなくなることもありえます。

確定拠出年金というのは国民年金基金と同じく国民年金基金連合会の運営するものですが、

 

  • 運用成績によってはリターンも大きくなるが、すべて自己責任となる
  • スライド制の対象でないものの投資信託によって海外への投資をすることで実質的なインフレ対策も自分でできる
  • 満期までかければ120%ほどのリターンとなる人もいるものの、口座管理手数料が毎月引かれるので目減りする人も多い

 

ということで公的年金と比較すれば安定性はやや低くなると考えて良いです。

自分で運用したい人は確定拠出年金、ややこしい運用をしたくない人は個人年金というように考えて良いかと思います。

 

老後の生活費と専業主婦の年金額の増額

 

専業主婦というのはもともと扶養に入れる余地もあり、保険料を直接納付しなくても年金額に反映されることも多いわけで優遇されていることから、上乗せ年金に対しては許可されないことも多くなっています。

ただ個人年金、確定拠出年金もデメリットはすでに紹介したように存在するので、このようなデメリットがどうしても嫌というときにはシンプルにパートをして厚生年金に自分も加入していくことが無難です。

厚生年金というのはシステム的に安定感、受給額の大きさとも最高といっても良いほど優れているので、下手に上乗せ年金を考えるのであれば、可能であれば働き厚生年金に自分も加入していくほうがまず良いです。

 

パートと厚生年金!損得はどうなる?老後の生活はどうなる?

 

パートをしたときに厚生年金の受給額がどの程度になるのかはこのページで概算しています。

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