最近はニュースでも国民年金の未納率が高いという内容のものもありますが、ネットでも未加入にしていて滞納処分を受けたというような不穏な情報もあります。

ニュースに惑わされれば国民年金にメリットがないというような考え方になりがちですが、実は制度的に民間の個人年金などと比較すればかなり優れているところも多いです。

今回はニュースではあまり取り上げられない国民年金のメリットについて紹介したいと思います。

 

国民年金のデメリットとは?

 

まず一般的にいわれる国民年金のデメリットについて列挙しておきます。

 

  • 満額でも月7万程度と年金額が多くはないこと
  • 無職でも親など同居している家族などがいれば保険料はかかってくること

 

このようなところはデメリットといっても良いかもしれません。

ただ免除については50歳未満であって本人の所得条件を満たせば若年者納付猶予を受けることができれば保険料は無料となりますのでデメリットとはいえないかもしれません。

国民年金が少ないというのはよく聞く話ですが、そもそも国民年金というのは基礎年金といって1階部分でしかありません。

そのため自営業の人などの老後の生活の補填という意味合いの制度であって、十分に仕事をやめても生活できるような制度ではないわけです。

厚生年金をかけている会社員は定年があり、65歳などで一気に収入を失います。

そのため国民年金と厚生年金の両方をかけて、その対価である大きな年金を定年後などに受けることができます。

しかし自営業であれば65歳で仕事が完全になくなるわけでもありませんので、そこまでの年金は必要ないというような側面もあるわけです。

 

国民年金の7つの免除制度!該当条件を徹底解説

 

国民年金のメリットとは?

 

では逆に国民年金のメリットにはどのようなものがあるでしょうか?

 

  • 破綻するといわれているものの実は破綻する可能性が元も低い
  • 終身年金であること
  • 年金の原資の半分は消費税といった税金で保険料が低額な割に年金額が大きい
  • 障害時、死亡時の年金給付もあること

 

え?国民年金は破綻しない?その意外な理由とは?

 

よく国民年金は民間の個人年金と比較されますが、比較するまでもなく国民年金は有利な制度です。

年金原資に税金が投入されることもありますので、国民年金を支給されない人の場合には税金を払っているのにその見返りの年金を受けないことになります。

これはかなり不利といわざるを得ません。

またその他にも加入者が障害の状態になったり、死亡しても年金が支給されます。

民間の年金というのは保険料だけが原資ですが、国民年金はそれだけでなく税金も入っているので保険料の割に年金額が多くなるようになります。

私も可能であれば国民年金は複数口入りたいくらいです。

 

厚生年金のメリットとデメリット

 

厚生年金は国民年金の上乗せと考えて良いですが、

 

厚生年金のメリット

  • やはり終身年金であること
  • 年金の原資に消費税といった税金も含まれること
  • 保険料のおよそ半分を会社が負担してくれること
  • 給与額、加入期間があるほど年金額が多くなること
  • 障害、死亡時にも年金が支給されること

 

厚生年金のデメリット

  • 会社員など厚生年金適用事業所に入社しなければ加入できないこと
  • 給与から保険料が天引きされるがその金額が大きいこと

 

といったようにいえるかと思います。

厚生年金は給与額、加入期間が長いと十分な老後資金となりえますが、税金と会社のおよそ半分の保険料負担というのは相当大きなメリットといっても良いでしょう。

それでも毎月の給与から天引きされる厚生年金保険料は大きな負担となりますが、定年後のためと我慢するほうが良いでしょう。

 

国民年金のデメリットと老後の生活保護

 

国民年金のデメリットを気にする人、そして未納期間のある人ほど一般的に老後の備えができていないことが多いようです。

年金額が少ないというときにすぐに生活保護を連想するのもこの手の人が多いのですが、生活保護はそう甘くもありません。

近年生活保護受給者への風当たりはかなり厳しくなっていて、受給条件も甘くありません。

 

  • 家族の資産要件、収入要件
  • 親戚の資産要件、収入要件

 

国民年金より老後は生活保護?国の審査は通るのか?

 

などは必ずといっても良いほど審査されますので、極端にいえば年金がなくても生活保護が下りないこともあるわけです。

もし国民年金だけをずっとかけている人であれば貯金をしたり、さらに民間の個人年金にも加入しておくということが必要となります。

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