専業主婦をしていれば夫が厚生年金加入者ということであれば要件を満たせば通常その扶養に入るようになります。

このときには国民年金の第3号被保険者となり、自分であらためて保険料を支払うこともなく毎月保険料納付期間となり将来の年金額にも反映されていくようになります。

一見非常にお得な制度にも思いますが、最近の不安定な時代背景もあり、突然年金の未納が発覚し催告状が届くというようなこともあるようです。

今回は専業主婦でも突然のように未納状態となるということについて解説したいと思います。

 

夫の退職と専業主婦の年金未納

 

最近では夫が退職するということも珍しくありません。

退職となれば夫の年金は国民年金となりますが、国民年金には扶養という概念はありません。

そのため退職となれば

 

  • 夫は国民年金1号被保険者となる
  • 妻も同様に国民年金第1号被保険者

 

となるというようになり、ともに自分たちで国民年金の保険料を納付していかないといけないことになるということになります。

このときに忘れずに手続きしたいのは免除、猶予制度です。

特に退職時には失業による退職特例もあるので忘れずに手続きしていきたいところです。

 

国民年金の7つの免除制度!該当条件を徹底解説

 

専業主婦とパートによる一時的な収入のアップ未納

 

専業主婦といってもパートをしているというような人も意外と多いかもしれません。

パートをしていても扶養の範囲内の収入であればやはり同じように夫の年金の扶養に入っていけることになります。

一般的に年収130万未満という基準が該当してきます。

ただし年金の扶養というのは税金とやや概念が違い、それによって実は働きすぎで自分は国民年金の第3号被保険者でなくなっているということも出てくることもあります。

 

税金の扶養

  • その年の1月~12月の収入で判断する

 

国民年金など社会保険の扶養

  • 現時点の収入で判断する
  • 具体的には直近3ヶ月を平均した額が108,333円超えているかどうかで判断

 

年金についてはこのように直近3ヶ月で判定するので、たまたま一時的に3ヶ月以上収入が上がってしまって108,333円を超える収入となっていたというときに知らない間に扶養から外れていたということも起きることがあるのです。

年収130万未満という収入要件は確実に毎年クリアしていても、実はこの3ヶ月以上という要件で扶養が外れていたということで、知らない間に第3号から第1号になっていて国民年金の未納期間が過去にあったことが判明したということもときどき出てくることもあります。

国民年金では保険料の時効が2年ですので、その過去分の支払いとなるとそこそこ一気に支払うことも必要となるので注意したいところです。

 

夫の定年後の専業主婦の未納問題

 

次によく出てくるのが夫の定年退職というタイミングでの妻の未納です。

これもやはり同様にずっと夫の年金の扶養に入ってきていて、

 

  • 夫が定年となり再雇用される
  • 夫は年金の支給停止、調整を嫌がり厚生年金に加入しない程度の労働時間で働く
  • 夫は厚生年金でなくなり妻は知らない間のその扶養でなくなるので国民年金第1号被保険者となっていた

 

というようなケースもよくあります。

これは夫よりも妻の年齢が若いという特定のパターンで起きます。

国民年金は60歳まで加入となるので、それまでに夫が厚生年金の加入者でなくなったときに自分で国民年金の保険料を支払っていかないといけなくなるということも忘れないようにしましょう。

 

専業主婦の未納とその対処法

 

専業主婦と未納でよくあるのは突然未納の存在に気づくということです。

その段階では未納期間の年金保険料もかなりの金額となっていて、払いたくても払えないということも多いということです。

このときにまず検討したいのは免除、猶予申請となりますが、この申請期限は2年1ヶ月前までのものについてのみできるということです。

それよりも前のものであれば時効もあるのであまり払わないといけないということもないかもしれませんが、催告状や督促状が届いていれば時効がストップしていて請求権が残っていることもあります。

 

国民年金の催告状が届いた!無視するとどうなるのか?

 

この場合には免除や猶予申請も通常できないので保険料を請求額通りに支払いするしかないというようになりがちです。

そのため専業主婦で未納があることに気づいたときには

 

  • できるだけ早く年金事務所に免除や猶予申請をするなど対処すること
  • 日ごろからねんきんネット、ねんきん定期便なども確認しておいて未納がないようにすること

 

ねんきんネットというのは年金機構に申請すればIDとパスワードが発行されます。

それによって年金の納付状況も確認できるので、未納となっていないかも確認することができるようになります。

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