国民年金基金というのは名称に国民年金と入っているので公的年金というように考えられがちですが、実は私的年金となります。

私的年金ということでどのような公的年金との違いがあるのかについて解説をしたいと思います。

 

公的年金と私的年金の種類

 

公的年金というのは国が運営主体となっていて、私的年金というのは国でない別の民間団体が運営主体となっているということです。

 

公的年金

  • 国民年金
  • 厚生年金

 

私的年金

  • 国民年金基金
  • 厚生年金基金
  • 確定給付企業年金制度
  • 確定拠出年金制度

 

私的年金というのは公的年金の上乗せ給付という意味合いにありますが、たとえば国民年金だけで老後の生活が成立しない人が国民年金基金に加入するというようなことも考えられます。

 

公的年金と国民年金基金との違い

 

公的年金である国民年金、厚生年金というのは年金原資として

 

  • 加入者の年金保険料
  • 厚生年金であれば会社のおよそ半額の保険料負担
  • 消費税などの税金
  • 年金原資の運用益

 

という分布になっています。

国の主体ということで税金も含まれているというのは意外と多くの人が知らないことかもしれませんが、大して私的年金ではこのような原資にはなっていません。

要するに加入者の掛金とその運用益となります。

国民年金もよく未納者が多いので破綻すると都市伝説のようにいわれますが、個人的には破綻は基本的にないと考えています。

というのも下のページにもありますようにすでに打たれている対策もありますし、今後消費税のアップもあるのでそう破綻する要素もないからです。

 

え?国民年金は破綻しない?その意外な理由とは?

 

もし破綻が近いとなっても税金、未納者への扱い、運用など取れる方法もいくつかあるので破綻する確率は低いというわけです。

ただし国民年金基金は私的年金でこの成績が悪くなったときに取れる手段が公的年金よりも少ないということはいえます。

その点で多少国民年金などの公的年金よりも安定性は低いというようにいえるわけです。

 

厚生年金基金と私的年金の解散

 

国民年金基金について今のところは解散するというようなことも起きていませんが、似た私的年金としての厚生年金基金はすでに解散された団体もかなりあります。

この厚生年金基金の解散の背景としては

 

  • バブル崩壊、低金利などによって運用成績が悪くなったこと
  • 国が厚生年金基金を解散する条件を緩和したこと

 

などというものがあります。

2010年代に入って厚生年金基金の解散は特に多くなった印象もありますが、

 

  • 国の厚生年金の一部である本体部分は国がその後も支給を行う
  • 上乗せ部分は一時金として支給したり、確定拠出年金に移行する

 

というような流れとなりました。

国民年金基金は厚生年金基金とはまったく別の制度なので単純に比較はできませんが、

 

  • 国の公的年金の代行部分はないので国がその後の支給を代行する、補填する可能性は低い
  • その他の国民年金基金に移管するなどの処置も考えられる

 

といったことはあるかもしれません。

 

私的年金の国民年金基金加入への考え方

 

このように国民年金基金というのはあくまでも私的年金というわけです。

掛金も大きいので老後生活の補填にはかなり有効的ではありますが、何かあれば解散や一時金支給といったことになっても不思議はないと思います。

そのため民間保険会社などの個人年金と同じようにリスクも考えておく必要はあるといえるでしょう。

私個人の考え方としては

 

  • できれば厚生年金をかけてくれる企業に就職しておくほうが良い
  • 無理であれば国民年金と貯金で老後生活を考える
  • どうしても不安であれば民間の個人年金と国民年金基金の比較をしてどちらかに加入する

 

というようにしていくと良いと思います。

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