日本に留学生として学生などでいても年金事務所から郵送、あるいは電話などで国民年金の加入をしてくださいというような連絡を受けるときがあります。

留学生で特に卒業後は帰国予定であれば日本で国民年金に加入する必要やメリットはあるのかというのは特に迷うところですが、今回は留学生と国民年金について解説をしたいと思います。

 

留学生と国民年金の加入義務の条件

 

留学生というときには国民年金第1号被保険者となりますが、その加入条件として

 

  • 日本国内に住所を有すること
  • 20歳以上60歳未満の者

 

というようになっています。

留学生でも20歳未満であれば加入義務はないのですが、20歳になると加入義務があるとなることがわかります。

 

留学生と誕生日!国民年金の20歳とは?

 

国民年金というのは20歳から加入となりますが、20歳の誕生日の属する月から加入となります。

たとえば4月25日に誕生日となれば4月分から国民年金に加入となります。

4月1日から24日までの分は日割りで減額されないのかというように考える人もいるかと思いますが、年金では日割りという概念がありません。

また5月1日といったように1日が誕生日であれば4月から加入というように1ヶ月だけ前の月から加入となります。

これは法律的には誕生日の前日に年齢を重ねるというような形になっているからです。

そのため5月1日は法律上の誕生日は4月30日となり、その4月分から国民年金保険料の納付義務があるというようになります。

 

留学生と国民年金の免除制度

 

ただ留学生であれば学生なわけで、通常は免除制度を活用していけば国民年金を支払う必要はありません。

学生納付特例という制度なのですが、適用を受けるための条件としては

 

  • 本人の前年所得(1~3月までは前々年所得)を満たせば良い
  • その前年所得が118万+(扶養親族等の数)×38万以下であれば良い

 

というようになります。

この学生納付特例を申請するには

 

  • 市役所に行く
  • 外国人登録証、学生証、印鑑を携帯する

 

というようにすれば窓口で申請書を作成し、提出すれば手続き完了となります。

 

留学生でも国民年金に加入?保険料が損?

 

留学生などでも国民年金に加入するということもあるかもしれませんが、この場合は加入期間が短くなるでしょうし、また将来日本で年金を受けることもないかもしれません。

そのため日本でも国民年金の支払いが丸損と考えられがちですが、実は損にはならないことも多いです。

 

  • 出国するときに脱退一時金を受ける
  • 日本での国民年金加入期間を自国の年金加入期間に編入してもらう

 

というような方法もあります。

脱退一時金というのは国民年金の加入期間が6ヶ月以上あれば支給されます

請求のタイミングが日本国内に住所を有しなくなったときとなるので、帰国直後に自国で手続きをすれば良いでしょう。

あとは自国の年金に日本での国民年金加入期間を反映してもらうという選択もあります。

 

  • ドイツ
  • ブラジル

 

などでは社会保障協定を日本は締結していて、かつ年金加入期間の通算措置もあります。

そのため脱退一時金を請求しないで自国年金の加入期間に反映させるというような方法もあります。

(ちなみにこの加入期間の反映と、脱退一時金はどちらかしか行えません)

 

留学生と成人後数年して国民年金の未納に気づいたときには?

 

日本に来た当初から年金の存在を意識する人のほうが少ないかもしれません。

このときに多いのが成人後数年して国民年金に加入していないことに気づくということですが、

 

  • 数年後でも国民年金の加入手続きはできる
  • 支払いも過去のものもやろうと思えばできる期間もある
  • ただし学生納付特例といった免除申請をする方法もある

 

国民年金は40年かけると満額支給となりますが、満額支給で月7万程度の年金額となります。

たとえば過去分を1ヶ月分支払っていくと

 

7万 ÷ 480ヶ月 = 145円(月に増額される年金額)

 

の増額となります。

 

将来的に帰化したい!国民年金の支払いはいつから必要?

 

帰化したいという人もいるかもしれませんが、帰化と国民年金の加入条件とは関係してきません。

そのため帰化するかどうかは別に、20歳になると国民年金加入義務が出てくるとなります。

帰化したい人は学生の間は国民年金に加入義務がないというようにはなりませんので注意してください。

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