国民年金では老後の生活保障という趣旨ではもともとないため、それだけで老後の生活を成立させるような年金額とはなっていません。

そのため上乗せ年金という制度もいくつかあるのですが、今回はケースごとに加入できるもの、できないものとに分けて解説をしたいと思います。

 

400円で国民年金に上乗せ年金ができる?

 

まず国民年金の上乗せといえば付加年金といえます。

月400円の保険料を国民年金に追加して払うと上乗せ年金を受けることができます。

 

  • 自営業など国民年金第1号被保険者しか加入できない
  • 国民年金の免除を受けていれば加入できない
  • サラリーマン、またその妻として国民年金に加入している人も加入できない

 

付加年金のメリットとデメリット!どんな人が加入するべき?

 

という加入条件はありますが、

 

  • 月400円の保険料
  • 付加年金の額は200円に付加保険料納付期間の月数をかけたものが上乗せ支給される

 

ということで意外と大きなリターンとなります。

25年付加年金をかければ

 

  • 付加年金の保険料は400円×25年=12万円(合計)
  • 付加年金の支給額は200円×25年=6万円(年額)

 

というようになるので支給2年で元が取れるようになり、その後は長生きするほどリターンとなります。

 

国民年金基金で国民年金の上乗せができる

 

次に国民年金の上乗せ年金の候補となるのは国民年金基金です。

 

  • 掛金は口数によって変わる
  • 最高掛金は月68000円
  • その代わりに年金額は付加年金よりもかなり大きな金額となる

 

付加年金と比較して掛金は何十倍といっても良いのですが、年金額もだいたい比例して大きな金額となります。

老後の生活保障という意味では国民年金基金の趣旨は良いのですが、デメリットもあります。

 

  • サラリーマンは加入できないこと
  • 付加年金と同時に加入することができないこと
  • 国民年金基金は公的年金でなく私的年金であること
  • そのため収支が悪化すれば解散、年金の減額といったことも起こり得ること
  • 団体によっては30代よりも若い世代の加入者数が少なく、収支状況の良くないところもあること

 

国民年金基金のデメリットとは?損得を明確に解説

 

このデメリットをどう考えるのかというのは難しいところかもしれません。

そこでよく比較されるのが民間保険会社などの運営する個人年金となります。

 

国民年金とサラリーマンと上乗せ年金

 

付加年金、国民年金基金と見てきましたが国民年金に限ればその上乗せ年金というのはデメリットがないわけではありませんでした。

 

  • 付加年金 保険料も少ないものの年金額も小さなものであること
  • 個人年金 実際に破たんしているところもあること

 

ということで仕事を変えられるという人にとってみればこと年金の上乗せという意味では就職して厚生年金をかけていくことだといえます。

厚生年金は当然公的年金ですし、破綻リスクはほぼありません。

厚生年金がもし破綻するようであれば個人年金も破綻や大幅な減額、あるいは物価上昇による年金額の価値減少といったことも起きるでしょう。

 

  • 国民年金 1階の基礎年金
  • 厚生年金 2階部分の年金

 

会社で厚生年金に加入すれば同時に国民年金にも加入するという意味になります。

つまり同時に2つの年金に加入するということですが、

 

  • 厚生年金の年金額は国民年金よりもはるかに大きい
  • しかも保険料の半額を事業主負担で支払ってもらえる
  • 配偶者がいれば扶養に入れれば、配偶者の国民年金保険料も無料になる

 

ということでやはり年金というのはサラリーマンを想定した厚生年金が優れているといって良いです。

どうしても個人で仕事をしなければいけないときには国民年金と個人年金のセットという一択しかないかもしれませんが、下手に年金を考えるのであればまず会社員になるほうが老後は安泰といって良いでしょう。

事業主に保険料を半額負担してもらえる個人年金などは存在しないので、まず支払った保険料に対して年金額が大きくなるからです。

 

確定拠出年金と年金上乗せ方法

 

あとはあまり有名ではないかもしれませんが確定拠出年金という上乗せもあります。

 

  • 国民年金の第1号被保険者
  • 60歳未満の厚生年金の被保険者

 

であれば加入できる制度ですが、メリットとデメリットも知って契約していきましょう、

確定拠出年金のメリットとしては

 

  • 税制上の優遇がある
  • プランによっては満期まで待つと120%ほどの成績になることもある

 

といったようなところもあります。

逆にデメリットですが、

 

  • 口座管理手数料が毎月引かれて目減りすることも多い
  • 保険会社が破綻した過去もあり、最悪掛金が全額戻らないケースもある
  • 預金よりも利率はマシではあるが、低金利時代なのでそう利率は期待できない

 

確定拠出年金というのも所詮は投資ありきです。

今後の日本の成長がどの程度かによって年金額も変わってくるわけです。

投資成績が悪いと目減りすることも十分にあるわけで、このリスクを取るのかどうかというところになります。

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