国民年金は実際に還付されることもありますが、年末調整や確定申告になじみがない人にとっては勘違いしやすいところではあります。

今回は国民年金と年末調整、確定申告の還付について解説をしたいと思います。

 

年末調整、確定申告をすれば国民年金は還付される?

 

国民年金保険料は控除されるという話はよく聞くかと思います。

この控除という意味はいくつかあるので、年末調整や確定申告をすれば支払った国民年金保険料が還付されると勘違いする人も多いです。

 

  • 給与や報酬
  • それにかかった経費

 

というのが基本的に年末調整や確定申告で重要となりますが、給与や報酬から経費を引いた(控除した)ものに一定割合をかけて税額が算出されます。

国民年金が控除されるというのはこの経費に含めて計算できるという意味で、つまり経費扱いができる(社会保険料控除になる)という意味に過ぎません。

そのため二重払いに一時的になって払う必要のない月分の保険料を支払ったなどというような事情がなければ国民年金の保険料というのは年末調整や確定申告で還付されることもありません。

 

国民年金の還付はいつごろになる?

 

国民年金は就職による二重払いなど還付されるケースもあります。

この場合、年末調整や確定申告のときに問題となるのが還付がいつになるのかということになります。

 

  • 過誤納による還付は2ヶ月ほどかかる
  • 還付請求を郵送したときには早いと1ヶ月半、遅くても3ヶ月ほど

 

というような還付サイクルが目安となってきます。

そのため意外と遅いので年末付近になると申告に間に合わないというようなことも出てくるようになります。

 

国民年金の還付と時効

 

国民年金は会社員になったときなど還付請求をしなければいけないケースもありますが、この還付請求には時効があるので2年以内に必ず請求しなければ還付を受けることができなくなります。

5年という時効と勘違いする人もいますので紹介しておきますと

 

  • 5年というのは税金関係のこと
  • 年金機構のミスなどで還付されるときにはまれに時効が無制限といったこともある

 

還付請求書が同封されていても請求せずに2年経過すれば国民年金保険料の還付はできません。

その後に年金事務所に話をしても時効にかかっているというような話になるかと思います。

つまり封書を見ないで自分のミスで時効を超えれば請求権が消滅するというようになるので注意しなければいけないということです。

 

国民年金の還付金と確定申告

 

確定申告は3月15日までに行わないといけませんが、この近い時期に国民年金の還付が行われることもあります。

国民年金保険料を前納などしていて、年度途中に就職すれば厚生年金となるので二重払いとなる国民年金が還付されるようなケースで起きやすいといえます。

まだ確定申告をしていない段階では還付された国民年金の金額を含めないで申告すれば良いだけですが、すでに申告してしまったというときには修正申告をすれば良いです。

 

  • 3月15日までであれば訂正申告
  • それ以降であれば修正申告となる

 

ということで修正申告をしていきます。

修正申告であれば3月15日以降でも行えるので慌てなくても良いでしょう。

 

国民年金の年末付近での還付と年末調整

 

年度途中に入社して国民年金の還付があるというようなケースで年末調整の時期となることもあります。

この場合には入社時期によっては年末調整までに国民年金の還付がわからないというようなこともあります。

このようなケースでの年末調整の方法ですが、

 

  • 会社で実際に納付した国民年金保険料の金額で年末調整をする
  • 還付が確定したときに確定申告を個人でしてもらう

 

というようにします。

このときに注意して欲しいのは翌年の年末調整で還付金の申告を調整しようとしないことです。

必ずその年の年末調整で処理するようにしてください。

 

国民年金の過誤納と確定申告の仕方

 

国民年金では過誤納が行われて保険料が還付されたり、充当されるというようなこともあります。

このときに控除証明書と実際の金額とが違ってくることもありますが、

 

  • 確定申告までに期間の余裕があれば過誤納後の控除証明書を再発行してもらう
  • 確定申告までに再発行が間に合わないときには税務署に相談する

 

というようにしていきましょう。

控除証明書は年金事務所などに電話をすれば手続きできますが、再発行まで2日ほどですのでそう間に合わないといったこともないかもしれません。

 

年金の扶養に入ったときも国民年金は還付される?

 

結婚をして配偶者が会社員で厚生年金に加入していれば条件を満たせばその扶養に入ることができます。

もし前納などをしていればすでに支払っている国民年金保険料が還付されることもあります。

この流れですが、

 

  • 会社で厚生年金の扶養手続きをしてもらう
  • 年金機構で扶養認定が行われる
  • 扶養になった期間で前納された国民年金の納付期間があれば還付が決定される
  • 自宅に還付請求書が届くので必要事項を記載して返送する
  • 2ヶ月ほどで指定口座に還付される

 

というようなものとなります。

還付まで期間があるのでやや不安になるかもしれませんが、このケースでやるべきことは扶養に入る手続きをしっかりと行うことになります。

その後は待つということで問題なく扶養についての還付が行われるようになります。

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