国民年金では保険証というものはなく年金手帳などがあるだけです。

保険証といえば健康保険になりますが、国民年金と一見関係のない保険証ですが、思わぬ関係性が問題となることもあります。

今回は国民年金と保険証について解説をしたいと思います。

 

国民年金の免除申請と保険証

 

国民年金では所得基準を満たせば免除、猶予制度を受けることができますが、このときに特に保険証が必要となることもありません。

免除申請で必要となる書類としては

 

  • 年金手帳
  • 国民年金保険料免除・納付猶予申請書

 

となります。

申請書はネットからダウンロードでも可能ですが、市役所や年金事務所でも入手できます。

 

退職して国民年金への切り替え!保険証の発行

 

厚生年金をかけている企業を退職してしばらく就職しないときには国民年金をかけていく必要が出てきます。

この場合も特に保険証はすぐに必要となりませんが、国民年金も国民健康保険も同じ市役所で切替えの手続きができるので一気にやってしまったほうが良いです。

ちなみに国民年金に関しては退職の翌日から14日以内に切替えをしなければいけません。

 

  • 手続き先 市役所、区役所
  • 添付書類 年金手帳

 

退職して14日が過ぎた!国民年金の切り替え忘れでどうなる?

 

また国民健康保険への切り替えですが、

 

  • 手続き先 市役所、区役所の保険年金業務課
  • 添付書類 通帳で使用する印鑑、健康保険等資格喪失証明書、マイナンバー

 

といった書類が必要となります。

マイナンバーについては番号を記載する箇所があるのですが、カードがあれば携帯していくと良いと思います。

 

国民年金と保険証の発行日

 

上のように国民年金と国民健康保険との切替えをすればまず保険証についてはその場で即日発行されることが多いです。

しかし国民年金についてはやや遅くなります。

 

  • 国民年金の納付書は手続き後1ヶ月ほどかかる
  • 年末調整などで必要となる控除証明書は基本的には11月ごろに届く
  • しかし年金の切り替えと支払いが10月以降になれば翌年の2月ごろに控除証明書が送られてくる

 

というようになります。

ただ控除証明書が遅くても、納付書や銀行での明細書も控除の書類として使えるので急ぐときにはこのような支払い時の書類も捨てずにおいておくようにしましょう。

 

国民年金控除証明書はいつ届く?再発行手続きの方法も解説

 

国民年金と保険証!扶養という制度がない?

 

会社の年金や健康保険に加入していれば扶養に入るということができます。

しかし国民年金、国民健康保険には扶養という概念がありません。

 

  • 年金の扶養は配偶者が厚生年金加入者で、所得条件を満たすときにだけ入ることができる
  • 国民健康保険は扶養でなく、世帯年収、加入人数によって増減する

 

国民健康保険は扶養という概念はなく、世帯年収が多いほど、また家族数が多いほど増額されます。

扶養という制度ではないですが、家族について丸ごと入り、保険証が発行されるということになります。

 

国民年金と保険証の返却!就職時の手続き

 

国民年金と国民健康保険に加入していて社会保険完備の企業に就職をすれば2つとも脱退となります。

 

  • 会社で厚生年金と健康保険の加入手続きをする
  • 年金では配偶者、健康保険では家族など扶養に入れる人の手続きもする
  • 国民健康保険の保険証を市町村などに返却する

 

というようにします。

保険証についてですが、国民健康保険と会社の健康保険の2つとも持っていくようにしてください。

仮にこの国民健康保険の返却が遅れて二重払いになっても後で還付されるはずです。

基本的に企業でかけた社会保険のほうで手続きはしてくれるはずですが、最低して欲しいことはこのようなところになります。

 

国民年金の未納と保険証

 

ニュースでもときどき話題になるのが国民年金の未納や滞納です。

 

  • 特別催告状
  • 最終催告状
  • 督促状
  • 差押予告
  • 差押え

 

国民年金の催告状が届いた!無視するとどうなるのか?

 

このように事態は進んでいきますが、国民年金の未納があって悪質と判断されれば保険証の返還を求められることもあります。

その根拠法律は国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律(国民年金事業等運営改善法)というものです。

その内容としては、国民年金の保険料の納付を滞納者に国民健康保険の保険証を還付させ、短期被保険者証を交付できるというようなものになっています。

この短期被保険者証というのは

 

  • 有効期限が3ヶ月、半年などと通常の保険証よりも短いもの
  • 期限ごとに市役所に更新しに行かないといけない
  • 更新のたびに市役所に保険料の督促を受ける

 

ということで手続きに手間がかかり、同時に完納の督促を受けて心理的なプレッシャーを受けるというようになります。

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