国民年金保険料には納付期限がありますが、翌月末までが期限となります。

たとえば5月分の国民年金は6月30日までに支払わないといけないとなりますが、基本的にはそれを超えれば未納扱いになることもあります。

免除申請中だったり、また引越しや年金の切替えなどで納付書がまだ届いていないときには納付期限を過ぎていても未納とは年金機構も見ていないのですが、今回は未納期間の支払いについて解説をしたいと思います。

 

国民年金の未納を払いたくない!それでも払うべき?

 

国民年金の未納についてですが、法律的には払わないといけないとなります。

未納も3ヶ月ほどすれば催告状が届くようになりますが、悪質と見なされれば督促状がきたり、差押えの対象となることもあります。

この差押えの対象については後述しますが、延滞金のつくまでには支払うほうが良いといえます。

 

国民年金の未納はいつまで後払いできる?

 

未納の保険料についていつまで後払いで支払うことができるのかということですが、

 

  • 原則として2年以内のものは後払いできる
  • それ以前の未納も催告状が届いていれば時効が中断しているので支払うことができるケースもある

 

というようになります。

たとえば古い国民年金の納付書を見てみると納付期限と使用期限とが記載されているかと思いますが、

 

  • 納付期限 翌月末まで
  • 使用期限 その納付書を使って納付できる期限

 

国民年金の納付期限と使用期限との意外な違いとは?

 

というように分けられています。

時効ということと関係して使用期限というのは2年後までとなります。

そのため未納の支払いについても原則2年までとなります。

 

国民年金の未納をどうしても払いたい!後納制度を利用しよう

 

原則は2年前までのものしか払えないわけですが、後納制度といって時限措置もあります。

この制度であれば5年前までの未納分の支払いもできます。

ただし2019年9月までの時限的なものなので、どうしても未納分を払いたいというときにはやや急ぐ必要もあります。

 

国民年金の未納と支払ったときの年金額の増え方

 

国民年金保険料は月額およそ17000円前後ですが、この1ヶ月分の保険料の支払いでどの程度年金額が増えるのかも紹介しておきますと

 

78万 ÷ 480ヶ月 = 1600円前後

 

国民年金は40年免除もなく支払えば満額でおよそ年額78万程度の支給となります。

そのため上のような式で1ヶ月分の保険料を支払うことで年額1600円増えるというようになります。

催告状が届いている分については損得もなく支払うしかありませんが、後納などを使うときにはこの年金額への増え方も参考にしていくと良いでしょう。

 

国民年金の未納と分割納付

 

特に催告状なども来ていない状態では未納についても分割納付していっても良いというようにいえます。

しかし年金事務所の措置によっては過去の未納について一括納付ができないというようになることもあります。

国民年金の未納があったときの処置ですが、

 

  • 特別催告状
  • 最終催告状
  • 督促状
  • 差押予告
  • 差押え

 

国民年金の催告状が届いた!無視するとどうなるのか?

 

というように推移していきます。

督促状が届いてしまうとまず分割納付はできないので、催促されている金額がいかに大きくても一括納付しか許されません。

口座にお金が足りないときには財産も差押えを受けますし、世帯主なども差押えの対象となってしまいます。

しかし催告状の段階までは年金事務所に相談すれば、払えるものだけ払っていくというスタンスもまだ通用するので、ぎりぎり分割納付もできます。

 

国民年金の未納と強制徴収、差押えの基準

 

冒頭でもいいましたが国民年金の未納者について強制徴収が行われるようになりました。

その基準は

 

  • 所得300万以上
  • 未納月数7ヶ月以上

 

の2つの条件を満たす人となりました。

この強制徴収の基準は次第に厳しくなっているので、将来的にはより所得の低い人も徴収対象となることもありえます。

 

国民年金の未納分をいつまで免除申請ができる?

 

過去の未納分も免除や猶予の要件に該当していればある程度の期間までは申請することもできます。

申請日から2年1ヶ月前までの未納分については免除や猶予制度の申請を今から行えるのですが、支払いが難しいときにはすぐに申請していきましょう。

免除や猶予には所得条件があります。

 

  • 免除 本人、世帯主、配偶者
  • 猶予 本人、配偶者

 

のすべての人が所得条件を満たさないといけませんが、詳しい所得条件は下のページで解説しています。

 

国民年金の7つの免除制度!該当条件を徹底解説

 

国民年金の未納分はクレジットカードで払える?

 

未納分について納付書でなくクレジットカードで払いたいということもあるかもしれませんが、基本的には過去のものはクレジット払いができません。

しかし

 

  • クレジットカードからnanacoなどにチャージする
  • nanacoで国民年金の未納分を支払う

 

というようにすれば間接的にクレジット払いができるというようになります。

 

国民年金の未納分の支払いと確定申告!領収書で控除できる?

 

国民年金の過去の未納分も年末調整や確定申告で控除できます。

たとえば前年以前の未納分を支払うこともあるかと思いますが、支払った時期が年末調整や確定申告の対象年度であればその年で控除できるということになります。

 

  • 控除証明書
  • 納付書
  • ATMで払ったのであれば利用明細書

 

国民年金控除証明書はいつ届く?再発行手続きの方法も解説

 

などのコピーを提出すれば控除対象とできます。

過去の未納分も控除証明書には納付されたとして記載してくれているはずですが、納付が遅いと反映されていないこともあります。

特に10月以降に支払った未納分については反映されていないことも多いので、そのような場合には納付書や利用明細書で申告していく方法をとっていきましょう。

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