国民年金の第3号被保険者になる条件を満たしていても、気づかないで第1号として自分で国民年金保険料を支払っていたというようなこともあるかと思います。

第3号となると自分で国民年金保険料を支払う必要はないので損をしてしまった気分になりますが、過去の第3号に該当する期間についても遡及して申請すれば国民年金保険料は還付されるでしょうか?

 

会社の届出ミスによる第3号の遡及加入

 

国民年金の第3号被保険者になるのは

 

  • 配偶者が企業に在籍している
  • その配偶者が企業で厚生年金に加入している

 

ということが必要で、その上で年収要件を満たさないといけません。

 

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ただこの第3号被保険者になるのは企業に手続きを代行してもらわないといけないのですが、企業も手続きをミスすることもあります。

単純に第3号の届出書類を受け取っていたものの、年金事務所に提出しなかったというようなこともありますが、このような場合には第3号の申請をしたつもりでも実は第1号扱いになっていたというようなことも起きます。

後でこの企業の届出ミスに気づくということも多いのですが、このようなケースでは原則として2年前までの過去にさかのぼって第3号の遡及加入の手続きをしなおすことができます。

 

2年を超える第3号被保険者の遡及加入もできる?

 

ただし気づくのが2年よりも遅かったということもありますが、この場合2年を超える過去の分について第3号被保険者とすることができないのかということも出てきます。

この2年を超えるケースでは国民年金法附則第7条の3が法的根拠となってきます。

 

国民年金法附則第7条3第2項

届出を遅滞したことについてやむを得ない事由があると認められるときは、届出をすることができる

 

2年を超える過去のものについては特例となるので届出が遅滞したことについての理由書を必要とします。

その理由書を添付して届出が認められればやはりその2年を超える前の期間についても第3号被保険者として認められることになります。

 

第3号の遡及加入と国民年金の未納

 

今回のケースでは第3号で国民年金の支払いを必要としないと考えていて、その後国民年金の未納についての通知が来るというようなことも多いかもしれません。

最近の状況としては国民年金の未納は3ヶ月ほどすれば催告状が届くということも多いのですが、その段階ですぐに年金事務所の連絡していくほうが良いでしょう。

企業のミスということもあるので、企業側にも動いてもらわないといけないこともあり、気づいた段階ですぐに動くということが必要となります。

 

第3号の過去遡及の加入で会社を通す?通さない?

 

今回のような第3号被保険者の遡及加入は届出が必要となりますが、この届出は誰が行うのでしょうか?

結論としては第3号に当たる人本人が年金事務所に行っても良いのですが、書類には事業主の印鑑なども必要となるのでやはり通常の手続きと同様に会社を通じて届出をしていくほうが望ましいと思います。

ただ今回のケースで難しいのが会社は自分のミスを認めないことも多く、そのためやむなく自分で年金事務所に手続きをしなければいけないこともあるわけです。

その場合には多少手続きで長く時間がかかることもあるのですが(年金事務所が会社に連絡をしたり、確認することも出てくるため)、大きな問題とはならないはずです。

 

第3号の過去遡及と国民年金保険料の還付

 

今回の第3号の過去遡及加入についてですが、2年以内、あるいは特例による2年を超える期間についての過去遡及の加入どちらにしても余計に支払っていた保険料があればその分は還付されます。

書類に口座を指定できるので、還付してもらいたい口座情報を記入すればそこに後日振り込まれるというようになります。

 

国民年金の納付書が届く!保留中の期間も払うべき?

 

今回のケースでは過去の第3号被保険者となる期間の申請は時間がかかることもあります。

この場合、その申請中などに行き違いで第1号としての国民年金の納付書が届くこともあります。

そのときには申請中の期間についてのものであれば特に支払う必要はありません。

催告状などが届くことも少なくありませんが、やはり保留中であれば支払わないで、すぐに年金事務所に一報を入れておくと良いでしょう。

事情を説明し、年金事務所の端末に第3号申請予定などと履歴を入れてもらっておくと差押えなどは来ないようになります。

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