国民年金には後納制度といって後から未納期間の分を支払うことができます。

ただ後納というのもあまり古い月分の保険料に対しては支払うこともできませんが、今回は後納制度についてよくある質問をまとめて解説したいと思います。

 

国民年金の後納制度とは?

 

後納とよく似たものに追納という制度もあります。

 

追納

  • 保険料の免除、猶予を受けた期間について後から払うこと
  • 10年前までの保険料について後払いができる
  • 恒久的な制度で時限措置ではない

 

後納

  • 未納期間について後から払うこと
  • 5年前までの保険料について後払いができる
  • ただし2019年9月までの時限的措置

 

このように制度的によく混同されますが、両者には違いがあります。

今回の後納はあくまでも未納について後払いするものであり、時限措置であるということが特に重要といえます。

 

国民年金の後納のやり方!必要な手続き

 

後納制度の利用方法ですが、

 

  • 年金機構などで国民年金後納保険料納付申込書のダウンロード
  • 必要事項を記載
  • 最寄りの年金事務所に郵送して提出

 

というようにします。

その後しばらく待つと年金事務所のほうから

 

  • 後納分の納付書
  • 後納の承認通知書

 

などが郵送されてくるので、あとはそれを支払っていくだけです。

 

国民年金の後納のメリットとは?

 

後納するかどうか迷う人もいるかと思いますが、後納のメリットにはどのようなものがあるでしょうか?

 

  • 将来の年金額が増える
  • 未納は受給資格期間にカウントされないものの、後納することで受給資格期間も増える

 

受給資格期間は10年必要で、これに満たないと年金は支給されません。

そのため特に受給資格期間に満たない人にはメリットの大きな制度といえます。

また将来の年金額への増額ですが、後納することで1ヶ月の保険料を支払っていくのですが、それによって年額1600円前後の年金額の増額となります。

数ヶ月ということであればそう大きな年金額の増額ではありませんが、数年分を支払うときには老後の生活の安定につながることもあるかと思います。

 

国民年金1ヶ月の保険料で年金額はいくら増える?

 

後納による保険料の納付と確定申告、年末調整

 

後納するときには今年度でない月分の保険料も支払うときも出てくるわけですが、年末調整などでは特に複雑に考えなくても良いです。

 

  • 年末調整の対象は今年度に支払った保険料がすべて控除できる
  • 控除するときには控除証明書のコピーを添付する

 

ただ問題なのは控除証明書というのは

 

  • 11月ごろに郵送されてくる
  • それ以後に支払った後納分の保険料が記載されない

 

国民年金控除証明書はいつ届く?再発行手続きの方法も解説

 

といったところになります。

年末調整しかできないときには実際の控除証明書と納付書とを添付すれば良いですが、それでも無理というときには確定申告をしても良いです。

確定申告は2月以降に行うので、控除証明書を再発行してもらえば年末までの確定した保険料を記載した控除証明書で申告することができます。

 

後納と発行される納付書

 

後納ではあらためて過去分の納付書が発行されますが、それぞれの納付書には使用期限が記載されているかと思います。

後納でもその使用期限を超えて納付していくことはできませんので注意して欲しいと思います。

今後後納制度は2020年以降などに延長されるかはわかりませんし、永久に納付できない期間となってしまいます。

<スポンサード リンク>