国民年金の支給額について老後の生活ができるのかという計算をすることも出てくることもあります。

そのときに1つの目安となるのが国民年金の支給額の最高額と最低額です。

年金の支給額の計算はなかなか難しいのですが、今回は国民年金の支給額の最高額と最低額とについて解説したいと思います。

 

国民年金の支給額の最高額はいくら?

 

まず最高額についてですが、国民年金の満額というのは40年加入が必要で、免除や猶予や未納期間も一切ない状態が必要となります。

このときの支給額は年額78万前後となります。

およそ月額ベースで7万弱になりますので、老後の生活費を国民年金だけで設計していくことに関しては十分ではないでしょう。

 

国民年金の最低額はいくら?

 

では逆に最低額はいくら程度になるでしょうか?

現在の国民年金の受給資格期間は10年となっていますので最低10年の加入が必要となります。

現在の国民年金は未納についての強制徴収機能も強化されていますので、一応10年は満額の国民年金保険料を支払ったとしますと

 

78万 × 10年 ÷ 40年 = 19.5万

 

というのが年額の支給額となります。

月ベースにすれば2万円にも満たない支給額となります。

 

国民年金の受給平均額はどの程度?

 

最低額を見ていてもあまり参考にならないかと思いますので、2018年最新版の国民年金の受給平均額を見てみましょう。

統計によると2013年の平均は49000円ほどになっています。

 

 

このように見れば国民年金のみの人も加入状況は意外と良いように思います。

49000円ということは7割近くの期間を満額の保険料納付している計算になります。

 

国民年金の支給額と老後の生活の考え方

 

国民年金だけで老後の生活はできないというような意見を聞くかもしれません。

また上の支給額を見れば生活保護よりも支給額が少ないというケースも多いはずです。

一見不合理に見えるわけですが、そもそも生活保護と国民年金とは制度の趣旨からして違います。

 

  • 国民年金 老後生活の補填
  • 生活保護 生活保障

 

国民年金というのは自営業やフリーランスなど会社員のように定年というのがありません。

 

  • 定年がないので一気に仕事を失うことがない
  • 高齢になっても仕事をしてその足しに国民年金を受ける

 

というような生活を想定したものでもあります。

非常に厳しいのですが、老後になって国民年金だけで生活できないというのはある種自分で老後をどうしていくのか考えてこなかった人というようにいえます。

 

国民年金の最高額と老後生活への考え方

 

国民年金だけでなく厚生年金に加入していた期間もあるという人はもう少し上乗せもあります。

その具体的な金額を知るにはねんきん定期便などを確認したり、年金事務所に行って相談するというような方法もあります。

しかし年金額が想定している老後の生活に不足しそうというときには

 

  • 可能であれば厚生年金加入のできる企業に就職する
  • 個人年金をかける
  • 貯金しておく

 

というような方法があります。

国民年金基金や付加年金という上乗せもありますが、個人的に両方ともあまりおすすめしていません。

 

国民年金基金は公的年金?私的年金のデメリットとは?

 

付加年金はお得な制度ですが、年金額の増額は最高でも年額96000円しか増額されないので老後の生活を考えると大きな保障額とはいえないと思います。

このようにいくつかの方法はありますが、民間の個人年金を含めても最強の年金は厚生年金だといえます。

 

  • 会社が保険料を折半してくれて割安
  • 支給額には税金も半分程度含まれる
  • そのため年金支給には自分と会社の保険料、税金を受けられる

 

ということでどの個人年金にもない体制になっているからです。

毎日支払う消費税も年金支給額に含まれるので、個人年金よりもはるかに破綻しにくいといえます。

老後の生活など細かい資産運用というのはいろいろとありますが、細かい話よりも厚生年金に加入していくのが最強の方法だといっても良いでしょう。

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