国民年金では被保険者が3種類、あるいは4種類あります。

退職したり、結婚したり、あるいは就職したりと自分が何号の国民年金被保険者になるのかよくわからないということは多いかと思いますが、今回はできるだけわかりやすく何号に該当するのかについて解説をしたいと思います。

 

国民年金の1号、2号、3号被保険者の条件

 

まず代表的な国民年金の被保険者について列挙しますと

 

国民年金第1号被保険者

  • 自営業、学生などが対象
  • 国内に住所を有する20歳以上60歳未満の者
  • 第2号被保険者、第3号被保険者に該当しない者

 

国民年金第2号被保険者

  • 会社員を対象
  • 厚生年金の被保険者
  • ただし65歳以上となると老齢給付等の受給権を有しないときにだけ第2号となる

 

国民年金第3号被保険者

  • 会社員の配偶者を対象
  • 第2号被保険者の配偶者で20歳以上60歳未満の者
  • 年収要件は130万未満

 

というようになります。

 

国民年金の何号被保険者?被保険者の優先順位

 

国民年金の被保険者については判断するときに優先順位があります。

その順位とは

 

  • 第2号
  • 第3号
  • 第1号

 

というように判断します。

 

国民年金の第1号被保険者とは?

 

このように国民年金の第1号被保険者というのは第2号、第3号以外の人というのがその定義や条件となります。

無職、フリーターなど実際の例で第1号になる流れも後述していきます。

 

無職、フリーターは国民年金の何号被保険者?

 

無職のときには第2号の会社員にはまず該当しません。

また配偶者の扶養に入ることができるのであれば第3号となる余地もあります。

しかしそれもないというときには第1号被保険者になるというようになります。

扶養の条件というのは上で紹介しました第3号被保険者の条件と同じになります。

詳しくは下のページに解説しています。

 

国民年金の扶養条件!130万、106万の判断方法を解説

 

フリーターの場合ですが、

 

  • 会社で厚生年金に加入していれば第2号被保険者になる
  • 配偶者の扶養に入れれば第3号被保険者になる
  • 2つとも該当しなければ第1号となる

 

というような流れになります。

ちなみに厚生年金の加入条件というのは

 

  • 1週間の所定労働時間が正社員と比較して3/4以上であること
  • 1ヶ月の所定労働日数が正社員と比較して3/4以上あること

 

という両方の条件に該当することが必要となります。

事業所が大きな企業であれば

 

  • 1週間の所定労働時間が20時間以上あること
  • 継続して1年以上使用されることが見込まれること
  • 報酬の月額が8万8000円以上であること
  • 使用される事業所の労働者数が常時501人以上であること

 

というすべての条件を満たしても厚生年金の加入義務があるというようになります。

やはり詳しくは下のページで解説していますので目を通しておいて欲しいと思います。

 

厚生年金の加入条件!10つのポイントを徹底解説

 

会社員と第2号以外の国民年金加入となるケースとは?

 

一般的に会社員となると厚生年金に加入となりますので、自動的に国民年金第2号被保険者となります。

ただし働き方や会社の状況によっては厚生年金の非適用となることもあります。

 

  • 個人事業で従業員数が5人未満
  • パート、アルバイト、契約社員、準社員、嘱託、派遣など有期雇用(パート、契約社員など期間の定めのあるすべての雇用形態)で週の所定労働時間が30時間未満
  • 従業員数が501人以上でも週の所定労働時間が20時間未満

 

などに該当すれば会社の厚生年金に加入することもありません。

このようなときには会社員でも国民年金の第2号でないので、第3号か第1号に該当するようになります。

第3号の条件はすでに説明しましたが、それに該当しないときには第1号というように判断します。

 

国民年金第2号被保険者と加入する年金の種類

 

ときどき質問されるのが会社で受ける給与から毎月厚生年金保険料が天引きされているものの国民年金を払っていないので心配ということですが、結論からいいますと問題ありません。

第2号被保険者というのは上でもいいましたように厚生年金の加入というのは要件となります。

つまり会社員というのは厚生年金に加入していれば国民年金にも加入しているというようになります。

 

  • 第1号は国民年金のみ
  • 第2号は厚生年金と国民年金に両方とも加入
  • 第3号は国民年金のみ(ただし保険料の支払いは必要ない)

 

というようになります。

第3号は国民年金の保険料を自分で支払う必要はありませんが、配偶者の厚生年金保険料に含まれて納付しているということになります。

そのため第3号に該当した時点で国民年金の未納は起きないので問題ありません。

国民年金の未納というのはニュースでも問題となることもありますが、それは第1号被保険者のことを指します。

 

国民年金の催告状が届いた!無視するとどうなるのか?

 

第1号で未納期間があると数ヶ月して催告状が届くようになります。

その後も未納を放置していれば差押えとなることもあるのですが、催告状から差押えの流れは上のページで解説しています。

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