厚生年金というのは給与が高いほど保険料も高くなります。

それはつまり将来の年金額も多くなることを意味します。

厚生年金保険料が安いというときにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

 

厚生年金保険料が安いときには将来の年金額も低い?

 

厚生年金の年金額というのは基本的に

 

  • 給与額の多い人ほど
  • 厚生年金への加入期間の長い人ほど

 

多くなるような仕組みになっています。

このような厚生年金の仕組みであるので安い保険料の等級になる人はあまり加入しても意味はないかもというように考える人も多いのですが、そうでもありません。

 

第1等級の安い厚生年金保険料は無意味?

 

厚生年金の保険料というのは等級制になっていますが、最低等級は第1等級となり、保険料は月8000円前後となります。

国民年金の満額でも17000円ほどとなり、その半分の保険料となるので国民年金よりも将来の年金額が低くなるのではというように考える人もいますが、そうではありません。

 

  • 厚生年金では同額の保険料を事業主も折半負担する
  • 第1等級でも国民年金をかけていることになる

 

ということで結論からいいますと国民年金の年金額よりも多くなります。

その割に保険料が国民年金よりも低いのでお得な状態とはいっても良いかと思います。

 

低い保険料で厚生年金の年金額はどの程度になる?

 

アルバイト、パートといった状態で厚生年金に入れば第1等級など低い等級で加入していくということも少なくありません。

厚生年金にたとえ第1等級であっても加入していくと少額とはいえ確実に国民年金の人よりも年金額は多くなります。

 

アルバイトの厚生年金加入条件!保険料や年金額も解説

 

等級の低い人で厚生年金の受給額がどの程度になるのかはこのページでシュミレーションしています。

月収10万前後でもそこそこ国民年金のひとよりも年金額が増額されているのがわかります。

この点、個人的にはたとえ第1等級であったとしても厚生年金には加入していくほうが老後の生活は楽になると考えています。

 

会社が不正に厚生年金を安くしている?どうすれば良い?

 

厚生年金保険料というのは毎月の給与額を標準報酬月額の等級表に当てはめて、それに保険料率をかけて保険料を算出する仕組みになっています。

会社の不正という意味では実際の給与額よりも低い水準の等級にし、それによって労使の折半負担の保険料をともに安く設定するというようになります。

このようにされれば

 

  • 厚生年金保険料はたしかに安くなる
  • しかしそれによって将来の年金額も低くなる

 

というデメリットが出てきます。

この標準報酬月額の不正な引き下げも立派な違法行為ですので、

 

  • 企業に改善させる
  • それでも解決しないときには年金事務所に相談する

 

というようにしていく必要があります。

年金事務所に相談に行くときには年金手帳(なければ基礎年金番号のわかる書類)、1年分の給与明細、免許証など身分証明ができるものなどを携帯していくようにしてください。

その後不正が事実であれば会社に調査や指導が入ることもあります。

 

厚生年金保険料が安くなった!その理由とは?

 

毎月の給与明細を見ていると突然ある月から厚生年金保険料が安くなったということに気づくこともあります。

このように厚生年金保険料が安くなる理由としては

 

  • 引越しや転勤で通勤手当の金額が低くなった
  • 4~6月の残業が減ったなどで9月から等級も低くなった
  • 社宅を出たなど会社から受ける住宅の利益が減った
  • 固定的賃金に変動があり随時改定を会社が行った

 

厚生年金の報酬月額とは?計算方法や上限を解説

 

などというようなものがあります。

通勤手当、社宅などの現物支給も厚生年金では報酬となり、それらが減額されたり支給なしとなっても保険料が安くなることもあります。

これらの原因というのも等級が低くなることで将来の年金額が低くなる要因となります。

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