よく求人で社会保険完備と記載されたものを見かけるかと思いますが、この社会保険完備とはどのような意味でしょうか?

社会保険完備の求人は福利厚生が充実しているというイメージの人は多いのですが、その本当の意味について今回は解説したいと思います。

 

社会保険完備の求人とは?

 

まず社会保険完備という意味ですが、単に健康保険と厚生年金とがあるというだけではありません。

 

  • 労災保険
  • 雇用保険
  • 健康保険
  • 厚生年金

 

とがすべてあって社会保険完備となります。

労災保険は労働者が1人でもいれば適用事業所となりますし、雇用保険でも労働者を1人でも雇用する事業は適用事業所となります。

健康保険や厚生年金についても

 

  • 法人の事業所であって、常時従業員を使用するもの
  • 個人経営の適用業種の事業所であって、常時5人以上の従業員を使用するもの

 

厚生年金の会社の加入条件!法人形態、従業員数、業種ごとに解説

 

このような条件を満たせば適用事業所となります。

 

4つの社会保険の意味や目的とは?

 

社会保険をあまり知らないという人もいるかもしれませんが、いざというときに人生の大きなサポートとなります。

4つの社会保険の意味も紹介しますと

 

  • 労災保険 業務上で怪我などをしたときに下りる保険
  • 雇用保険 主に退職したときに失業保険が下りる
  • 健康保険 業務外の怪我や病気で病院の診察代などで保険給付が下りる
  • 厚生年金 65歳以降に年金として生活費の補填がなされる

 

ということで4つの目的は違っていてどれも重要な役割を果たしていることがわかります。

 

社会保険完備と社会保険の加入条件

 

社会保険完備の求人でもすべての人がその企業で4つの社会保険すべてに加入するわけではありません。

労災保険は基本的に雇用された時点で加入となりますが、

 

雇用保険

  • 週の所定労働時間が20時間以上で加入となる

 

健康保険と厚生年金

  • 1週間の所定労働時間が正社員と比較して3/4以上であること
  • 1ヶ月の所定労働日数が正社員と比較して3/4以上あること

 

というような加入の要件があります。

厚生年金などについては3/4要件ということで、週の所定労働時間が30時間以上かどうかで判断します。

他に健康保険と厚生年金については例外もあり

 

  • 1週間の所定労働時間が20時間以上あること
  • 継続して1年以上使用されることが見込まれること
  • 報酬の月額が8万8000円以上であること
  • 使用される事業所の労働者数が常時501人以上であること
  • 学生等でないこと

 

というすべての要件を満たすときも加入義務があるとなります。

企業規模が大きいとこのすべての要件に該当することも出てくるかと思います。

 

社会保険完備と厚生年金の支給額

 

労災保険、雇用保険、健康保険というのは怪我、病気、そして失業保険の申請をしなければ特に保険給付とはなりません。

しかし中でも厚生年金というのは年齢を経れば自動的に支給開始年齢になり、その後の老後の生活に大きく影響してきます。

厚生年金は

 

  • 給与額、賞与額が大きいほど
  • 加入期間が長いほど

 

年金額が大きくなるように設計されています。

老後の生活費は65歳で定年しても数千万円必要となってきますが、厚生年金をかけていけばその生活費をかなりまかなうことができる可能性が高くなってきます。

 

年収別の厚生年金の年金額を紹介!老後の生活費不足額も

 

詳しくはこのページで年収別の年金支給額を紹介していますが、自分の生活スタイルでどの程度の年収があれば良いのか、またどの程度の上乗せ年金が必要なのかも確認しておくと良いでしょう。

<スポンサード リンク>