現在年金といえば国民年金と厚生年金とがありますが、加入する形態などによって年金種別という概念もあります。

概念としてはどの被保険者になるのかということとほぼ一致しているのですが、今回はそれぞれの年金においての種別について紹介したいと思います。

 

旧法厚生年金の年金種別とは?

 

厚生年金についてですが年金種別という概念は紆余曲折があります。

旧法の時代にも種別が存在していたのですが、その種別をまず紹介します。

 

第1種被保険者

  • 男子の被保険者であり、第3種被保険者、第4種被保険者及び船員任意継続被保険者以外のもの

 

第2種被保険者

  • 女子の被保険者であり、第3種被保険者、第4種被保険者及び船員任意継続被保険者以外のもの

 

第3種被保険者

  • 鉱業法(昭和25年法律289号)4条に規定する事業の事業場に使用され、かつ常時坑内作業に従事する被保険者または船員法1条に規定する船員として法6条1項3号に規定する船舶に使用される被保険者であって、第4種被保険者、および船員任意継続被保険者以外のもの

 

第4種被保険者

  • 任意継続被保険者を指す

 

船員任意継続被保険者

 

というような5つの年金種別となっていました。

この過去の年金種別ですが、種別を分ける意味としては

 

  • 男女によって年金の受給開始年齢が分かれていた
  • 坑内員、船員について厚生年金では特例があった

 

ということで種別の区分がなされていました。

 

現在の厚生年金の年金種別とは?

 

現在の厚生年金の年金種別ですが、

 

第1号厚生年金被保険者

  • 第2号から4号以外の者が該当

 

第2号厚生年金被保険者

  • 国家公務員共済組合の組合員

 

第3号厚生年金被保険者

  • 地方公務員共済組合の組合員

 

第4号厚生年金被保険者

  • 私立学校教職員共済制度の加入者

 

厚生年金では2015年10月1日に被用者年金の一元化が行われました。

第2号から4号においてはこの一元化前の組合員、加入者であった期間はそれぞれ第2号、3号、4号の厚生年金被保険者期間とみなされるようにされています。

 

国民年金の年金種別とは?

 

国民年金については今も年金種別が存在しています。

 

第1号被保険者

  • 自営業者、学生、フリーター、無職の人等が対象
  • 日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の者
  • 第2号、第3号に該当しない者
  • ただし厚生年金の老齢給付の受給権を受けることができる者が対象外となる
  • 保険料は自分で納付していく

 

第2号被保険者

  • 会社員、公務員等が対象
  • 厚生年金の加入者が対象
  • 国籍、国内居住、年齢の要件はなし
  • ただし65歳以上の者は老齢給付等の受給権を有していれば対象外となる
  • 保険料は厚生年金に加入する企業が代行納付

 

第3号被保険者

  • 第2号被保険者の被扶養配偶者が対象
  • 第2号の配偶者であり、主として第2号の収入で生計を維持し、年収が130万未満の者
  • 20歳以上60歳未満の者
  • やはり保険料は配偶者の企業などが代行納付

 

この国民年金の年金種別は第2号、第3号、第1号という順番に優先的に該当するか判断していきます。

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