フリーターをしていて厚生年金など会社の社会保険に加入するというタイミングが来ることもあります。

ただ若い人の場合には特に年金や社会保険についてはよくわからない、興味がないということも多いかもしれません。

フリーターの人でも所定労働時間など働き方によって社会保険の加入条件を満たすかどうかということは変わってくるのですが、いざ加入となったときにどのようなメリットがあるのかについて解説をしたいと思います。

 

フリーターと厚生年金の加入条件

 

フリーターの人の場合には所定労働時間など加入条件を満たすかどうかがまずポイントとなります。

 

  • 1週間の所定労働時間が正社員と比較して3/4以上であること
  • 1ヶ月の所定労働日数が正社員と比較して3/4以上あること

 

この2つの要件を満たすと加入義務があるとなります。

1週間に30時間以上の所定労働時間があるかどうかがまずポイントとなってくるというようにいえます。

次に企業規模が大きなところで働いていれば下の5つの要件をすべて満たすときにも厚生年金の加入義務があるというようになります。

 

  • 1週間の所定労働時間が20時間以上あること
  • 継続して1年以上使用されることが見込まれること
  • 報酬の月額が8万8000円以上であること
  • 使用される事業所の労働者数が常時501人以上であること
  • 学生等でないこと

 

フリーターと厚生年金と社会保険の加入

 

社会保険というのは

 

  • 労災保険 業務上怪我などでの保険給付
  • 雇用保険 失業時の保険給付
  • 健康保険 業務外の怪我や病気の保険給付

 

というものがあり、通常厚生年金の加入条件を満たせばこれらすべての保険や年金に加入となります。

 

フリーターと厚生年金保険料

 

社会保険に加入となると気になるのがまず保険料負担ではないでしょうか?

労災保険、雇用保険というのは微々たる保険料なので無視しても良いのですが、特に負担が大きいのは健康保険と厚生年金になります。

 

  • 健康保険 10%前後
  • 厚生年金 18.3%

 

これがそれぞれの保険料率ですが、概算でおよそ給与額の28%前後がかかってくるとなります。

しかし労使で折半負担となるので、給与額の14%前後が天引きされると考えておくと良いと思います。

 

フリーターと厚生年金保険料でのメリット

 

厚生年金保険料に関して今まで国民年金に加入してきた人にとっては高いとイメージされてしまうかもしれません。

しかし厚生年金保険料は給与から天引きされる金額とまったく同額を企業側も負担してくれるようになります。

国民年金では自分一人で全額支払うわけですが、半分だけで良いので実はかなりお得な制度でもあります。

 

フリーターと健康保険のメリット

 

上のように厚生年金となると同時に会社の健康保険に加入となりますが、メリットとしては

 

  • 国民健康保険の半分程度の保険料になることもある
  • 傷病手当金といって継続する3日間の欠勤があるときに保険が下りるようになる

 

というようなメリットもあります。

保険料については労使折半となるので、全額自己負担の国民健康保険よりも安くなることも多いというようにいえます。

 

フリーターと厚生年金の支給額のメリット

 

厚生年金になる最大のメリットはやはり将来の年金額の金額への反映です。

結論からいいますと国民年金よりもかなりお得でメリットもあるといっても良いです。

 

  • 国民年金は40年が満期で、満額78万前後で天井
  • 厚生年金は給与額、加入期間が長いほど支給額が増額されていく

 

ということで月7万弱が天井の国民年金よりも支給額が最大で4倍ほどになってくる人もいます。

老後の生活費ですが、

 

  • 夫婦    月25万
  • 一人暮らし 月15.8万

 

というのが1つの目安とされていますが、国民年金だけでは補っていくのはかなり難しいことがわかります。

 

アルバイトの厚生年金加入条件!保険料や年金額も解説

 

フリーター、アルバイトなどのケースを想定し年金額がどの程度になるのかこのページでシュミレーションしています。

給与額によっては何とか老後の生活費を賄っていけることも出てくるので、個人的にはフリーターでも厚生年金に加入していくほうが良いといって良いかと思います。

 

フリーターは国民年金に上乗せ年金をかければ十分?

 

厚生年金と比較されることもあるのが、国民年金に個人年金など民間保険会社を活用するという方法です。

 

個人年金

  • 基本的に支払った保険料に対して年金支給額が決まる
  • あとは保険会社の運用益も加味されて支給額が決まる

 

厚生年金

  • 自分の保険料、企業の支払った保険料、さらに消費税などの税金も含めて支給額が決まる
  • 運用益も加味されて支給額に反映される

 

ということでこれを見れば厚生年金がいかに有利な制度かわかるかと思います。

個人年金というのは厚生年金に入れない人が検討するべきものであり、厚生年金に加入するチャンスがあるのであれば比較検討するまでもないかと思います。

今後消費税も上がっていくのでよほど民間保険会社の個人年金よりも破綻の可能性は厚生年金に関しては少ないともいって良いでしょう。

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