大学生となると20歳になるので国民年金の加入時期にさしかかってきます。

また大学生でもアルバイトをしていくと厚生年金の加入条件も気になってくるわけですが、今回は大学生の年金についてまとめて解説したいと思います。

 

大学生とアルバイト!厚生年金の加入条件は?

 

大学生でアルバイトをしていくという人は多いのですが、その企業で厚生年金に加入していくかどうかについては所定労働時間などの加入条件で判断していきます。

 

  • 1週間の所定労働時間が正社員と比較して3/4以上であること
  • 1ヶ月の所定労働日数が正社員と比較して3/4以上あること

 

大学生の場合にはこの両方の条件を満たせば厚生年金の加入義務があるというように判断します。

要するに週30時間以上の所定労働時間があるかどうかで判断するということですが、大学生なのであまりここまでの時間働くということもないかもしれません。

さらに厚生年金の適用拡大ということで週20時間以上の所定労働時間があるときにも短時間労働者に加入義務があるというように法改正がなされましたが、これは学生等であれば非適用となるので大学生の場合には従来通りに上の2つの加入条件を満たすのかどうかで判断します。

 

厚生年金は任意?大学生で加入を断れる?

 

厚生年金や健康保険というのは加入条件を満たせば大学生本人、また会社の意思がどうであれ加入しなければいけません。

これは卒業後も変わりないことですが、国の保険や年金というのは加入したくないということは通用しないということです。

 

大学生のアルバイト!雇用保険は加入義務がない?

 

上のように厚生年金の加入条件は週の所定労働時間が30時間となりますが、雇用保険には加入義務がないというようになります。

 

厚生年金、健康保険

  • 週の所定労働時間が30時間以上

 

雇用保険

  • 週の所定労働時間が20時間以上

 

というようになりますが、雇用保険のほうが所定労働時間の条件が厳しいのでなぜ雇用保険の加入義務がないのかということもよく疑問に思われることもあります。

大学生のアルバイトの場合に雇用保険の適用除外となる理由ですが、学校教育法に規定する学校等の学生または生徒である者(昼間学生アルバイト等)は雇用保険の適用除外とされているということがあります。(雇用保険法第6条)

ただし例外もあって

 

  • 休学中の者
  • 卒業予定者であり、卒業後も引き続きその事業に雇用されることになっている
  • 定時制課程に在学する者

 

このようなケースでは学生アルバイトでも雇用保険に加入していく必要があるとされています。

 

厚生年金に大学生の免除制度はあるのか?

 

厚生年金については大学生であることを理由にした免除制度というものはありません。

ただし

 

  • 特にバイトをしていない
  • バイトをしていても会社で厚生年金に加入していない

 

というときには自分で国民年金に20歳以降はかけていかないといけません。

この国民年金では学生納付特例という猶予制度があります。

学生納付特例の条件ですが、前年所得(1~3月までは前々年所得)が次の金額以下であれば良いとなります。

 

118万+(扶養親族等の数)×38万

 

世帯主などは関係なく学生本人がこの所得条件を満たせば適用となります。

保険料は全額免除となりますが、注意して欲しいのは

 

  • 受給資格期間にはカウントされること
  • ただし猶予期間は将来の年金額にはまったく反映されない

 

ということで保険料は全額免除となるものの年金額は増額されない時期となるということです。

 

大学生は親の厚生年金の扶養に入ることができるのか?

 

社会保険というと扶養という概念があります。

家族の扶養に入ることができれば保険料は支払う必要もなく、社会保険に加入していることになるというお得なものですが、

 

健康保険

  • 親の扶養に入ることができる

 

厚生年金

  • 厚生年金の扶養は配偶者だけなので子は対象外

 

国民健康保険

  • 扶養という概念はないが、親の世帯に含めて保険料がやや高くなった状態で加入できる

 

国民年金

  • 扶養という概念はない

 

というようになります。

親が会社で社会保険に加入していれば健康保険と厚生年金に入っていることになりますが、個人事業主などであれば国民健康保険と国民年金になります。

両者で扶養の概念は違うので注意が必要ですが、年金に関していえばどちらにしても子である大学生は自分で国民年金に加入していく必要があることがわかります。

ただし上でもいいましたように所得要件を満たせば学生納付特例といった猶予対象となるというようにいえます。

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